解散発表後の相場を振り返る (魔術師 奥村)

衆議院も解散が決まりました。大儀ないとか、逃げとか、いろいろな指摘があちこちでおきていますね。それは政治の話なのでおいておきます。

問題は相場がこの先どう影響されるか、ですね。あれこれ考えるより、歴史から学んでみましょう。

 

戦後(第二次世界大戦のことです、念のため)、解散総選挙は23回ありました。1976年に衆議院選挙はありましたが、これが唯一の任期満了選挙(三木内閣)であり、カウントしていません。

今回は、24回目ですね。

首相が解散表明をしたのが25日です。実際に解散するのは28日です。予想通り10月22日が投票日ですね。だいたい、1か月後に投票が行われることになります。

ここでは、解散日前日の日経平均と、選挙日前日の日経平均を並べて、その騰落率を計算してみます。騰落率の下に2.6%と書いていますが、これは、全騰落率の平均です。

 

各種資料よりTrioAM作成

 

 

だいたい、上昇していることがわかります。少なくとも、1969年以降は、全て上昇していますね。

政治的解釈を加えると、今回は下落を示した第n回に似ているとか、いろいろ説はあると思いますが、それはそれ。ここまで見事に勝ち続けているというい事実をまずは認識して、こういった歴史を振り返りながら、各自が、市場からメッセージを読み取ってみてはいかがでしょうか。

では、また次回お楽しみに