「短期調整もやむなし」とのムードは小型株から早くも払拭(スズカズ)

鈴木一之です。

先週のマーケットはTOPIXが早くも反発しました。10月の丸1か月をかけて、日経平均とともに連騰に次ぐ連騰、という状況だっただけに、まだ調整ムードにあってもおかしくはないのですが、上昇志向は強そうです。

加えて先週は、これまで休んでいた小型株が一斉に火を噴きました。ジャスダックが棒上げと言ってもよい状況となっています。東証1部では、中型株クラスの集まる「日経500種平均」の動きが再びよくなっています。

外国人投資家は、10月に欧州勢が過去最高の買い越しを記録しました。そのパワーが日経平均を大きく押し上げた原動力だったわけですが、それが一巡したと思ったら、早くも小型株の出番です。

どこを切り取っても日本株を買おう、という勢いが途切れることはありません。円安に頼らなくても史上最高益を更新する企業が続出しているのですから、それも十分に納得できるところでもあります。