2019年が示唆する相場(1)

一か月以上海外に出張していました。日本に帰ってみると、ひどく寒くなっていました。

帰ってきてさっそく食べたいと思ったのは寿司でした。

普段の出張では、帰ってきてからもシャンパン飲みながらチーズでもつまんで、郵便物を整理しますから、少し長い出張だったかな、と思いました。

さて、もう、いくつ寝ると、クリスマス。
そして、お正月,ですね。

世の中はすっかり年末モードになっています。

今年もいろいろなイベントがありました。来年も、すでにわかっているイベントがあります。

グローバルにはブレクジットや米中などが継続中というところですね。

今回は、日本に限定して、取り上げます。

何といっても、第一は新天皇即位です。

来年の5月まで、さまざまなニュースやイベントで盛り上がることでしょう。

改元による特需もあるでしょう。

昭和天皇から平成に移行する時は、いつか決まっていませんでした。

この時は、証券業界では昭和天皇が崩壊する日をXデーと称して、結果として決まった1989年1月7日を、ただただ待っていたのでした。

新しい元号への移行シミュレーションを水面下で進め、いつXデーが来ても良いようにいざ鎌倉、ばりに準備していたわけですが、今回は当時と異なり、スムーズなインヘリタンスが予定されているので、なんやかやで、気運も良くなるでしょう。

連休も特別に長くなるので、海外旅行をはじめとして、個人消費にも貢献することでしょう。

相場的には5-6月は良くなっている可能性が高いと思います。

その頃には、既に2018年度は終わり、2019年度に入っています。

ちなみに、2018年度は、戦後最高の利益を上げた2017年度をさらに上回る事が確実です。つまり、戦後最高の利益を、さらに更新するであろう、ということです。
うまくいくと、10%程度の増益まで届くかもしれません。

そして、大手シンクタンクの予想では、2019年度は、その2018年度の利益に対して、プラス成長を見込んでいます。

要するに来年度も成長率は鈍るものの、増益であり、景気が良い状態が続くことになります。

言い方を変えると、景気上昇に陰りが見えるという事になりますが、上昇には違いありません。

今日の株価水準は、決算内容に対する評価が厳しく、マーケットは警戒しているわけですが、これは、今後の業績下方修正を織り込み始めているとも言えます。

しかし、現段階では、来年の見込みは明るく、悲観的なリスク織り込みは、過度に過ぎる、ということにもなるでしょう。

もうひとつ、2019年で絶対に外せない別の要素がありますが、次回にでも掘り下げる事にします。

では、また。