経営者の姿を見る(2) (魔術師 奥村)

前回、株主総会に参加して、経営者を観察しよう、という趣旨の話をしました。 実は、株主総会以外に、経営者を観察できる機会があります。 IRです。 IRとは、Investor Relationsの略です。 企業側からみると、自社を投資家に理解してもらい、 自社株のホルダーになってもらうことなどを目的にした、 上場企業特有の役割です。 一体なにをするのかというと、 … [Read more…]

原発問題が争点として急浮上(スズカズ)

【2017年10月1日(日)決戦の10月が始まった】 鈴木一之です。先週の株式市場の値動きを見てみると、TOPIXは3週連続の上昇でおおむね堅調でした。 値上がり上位は「建設・資材」と「素材・化学」です。 一方で、下落したセクターの筆頭格が「電力・ガス」です。次いで「不動産」、さらには「自動車・輸送機」でした。 不動産と自動車はその前の週にけっこう上昇したの … [Read more…]

解散発表後の相場を振り返る (魔術師 奥村)

衆議院も解散が決まりました。大儀ないとか、逃げとか、いろいろな指摘があちこちでおきていますね。それは政治の話なのでおいておきます。 問題は相場がこの先どう影響されるか、ですね。あれこれ考えるより、歴史から学んでみましょう。   戦後(第二次世界大戦のことです、念のため)、解散総選挙は23回ありました。1976年に衆議院選挙はありましたが、これが唯一 … [Read more…]

経営者の姿をみる (魔術師 奥村)

こんにちは。 個人の株主が、間近で上場企業の経営者を見たり、ましてや話す機会というのは、かなり少ないと思います。 機関投資家とアナリスト説明会というものを設定する会社は多く、主要役員は参加する会議ですが、そうした場には個人投資家は参加できません(残念ですが)。 一応、上場企業は四半期決算を報告する義務があるので、誰でも企業HPや適時開示情報閲覧サービス、ある … [Read more…]

日経平均リスクとリターン(3) (魔術師 奥村)

先々週、先週の続きです。結局3回シリーズとなりました。 今までは、戦後から続く今に至る日経平均を通して相場をながめながら、投資期間によるリスクがどう変化したかを全体像として見てきました。 今日はは、具体的な日を決めて、それ以降のリスクの推移を少し詳しくみてゆきたいと思います。 まず、特別な日を二日だけ決めて、その日に投資をした場合、日数を重ねると、リスクがど … [Read more…]

三井ハイテック(6966)の採択したアクションがこれからのカギ(スズカズ)

【2017年9月9日(土)東京:値崩れを起こしているのは日経平均だけ】 鈴木一之です。 北朝鮮の建国記念日の話題で持ちきりです。 昨年もそうでしたので、今回も何か大きな「花火」を打ち上げることになるのかもしれません。金正恩委員長の考えることは誰にもわかりません。 世界中が「リスクオフ」モードで107円台の円高に突入しました。 日本の株式市場はてきめんに売られ … [Read more…]

一気に最先端化を目指す日本の製造現場(スズカズ)

本日の値上がり銘柄(東証1部)の分布より EV向けの新型電池や工場自動化、IoT関連銘柄が軒並み上位に登場しています。 (1)モリテック スチール(5986)+24.6% 「会社四季報」のコメント 特殊帯鋼の商社。電気自動車用のケーブル自動巻取り式充電スタンドの拡販にも注力。 (2)オリジン電気(6513)+24.2% 充放電兼用のリチウムイオン電池電源シス … [Read more…]

日経平均リスクとリターン(2) (魔術師 奥村)

今回は前回の続きです。 1949年以降(戦後の全ての)日経平均株価を使って、リスクやリターンがどうなっているか、長期投資におけるリスクが変化するのか、調べてみます。 まずはウォーミングアップです。 下のグラフは、日経平均の日々のリスクとリターンを全てプロットしたものです。ある日に投資して、それを10営業日後に売却した時のリターンとリスクを計算しました。 横軸 … [Read more…]

日経平均リスクとリターンの検証 (魔術師 奥村)

今、手元に1950年9月7日から東証が算出を開始した東証一部修正平均株価のデータがあります。 実際には、1950年より前、1949年5月16日(–つまり、証券取引所が戦争後再開した日なのですが–)、に遡って東証が算出して発表しました。 これは、現在の日経平均株価、あるいは日経225と呼ぶ株価指数のことです。 その後、東証は、より相場の … [Read more…]

NT倍率、指数、そしてワナ(魔術師 奥村)

今年1月に12.6であったNT倍率が12.15まで大きく下がっています。特に5月以降の下げは急でした。 NT倍率は、NK225 / TOPIXで、二つの指数を単純に割っただけのものですが、これが下がっているということは、分子であるNK225が分母のTOPIXより下がっていることになります。 5月以降、NK225が横ばいであったのに対してTOPIXは上昇を続け … [Read more…]