大きなながれと小さな流れ(奥村)

相場には、大きな流れと小さな流れがある。どちらもトレンドであるには違いないが、大きな流れの方を僕はトレンドと位置付けている。

まずは、大きな流れを読む。これを読み間違えると致命的だが、情報と経験があれば比較的読みやすいので、なれると、精度高く読めるものだ。読める期間は、数か月単位だ。戦略といえばよいだろう。

次に小さな流れを読む。しかしこれは、こちらは読みづらい。経験値が高くてもよく間違える。でもそれでよい。多少間違ったところで、大きな流れを読んでいれば被害は大きくないし、修正をきくような対応で投資することも容易だからだ。戦術になるだろう。

図の青と黒を足した緑の曲線が実際の相場の上がり下がりになるが、事後的にあれこれ理由をつけることはできても、なかなか、相場を言い充てる事は難しいが、大きな流れに関しては、統計データや指標で非常に明確に予測できる。